Sensing & Design Lab.

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科
センシング・デザインラボ(神武研究室)

Keio Meet the Future Project(KITE Project) SENSING & DESIGN LAB. SPECIAL SITE 神武研から理解するSDMとその社会活用

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Jul.09, 2024
ニュース報告
講義「宇宙システム工学」最終発表会・講演会を実施

神武直彦教授と恩田靖非常勤講師が責任者をつとめる大学院理工学研究科とSDM研究科合同講義である「宇宙システム工学」の春学期最後の講義を X-NIHONBASHI TOWER(東京・日本橋) にて行い、学生による6つのグループの最終成果発表を行いました。

この講義は、ロケット、人工衛星、宇宙ステーションといった宇宙機のアーキテクチャについての解説をはじめとして、人工衛星から得られるデータによって生み出させる価値についての講義、そして、それらのデータを活用したハンズオンの機会を提供しています。ハンズオンでの講義では、実際にGNSS(GPS)のデータを活用してQGIS上で分析・可視化を行うものや、Google Earth Engine を用いて、様々なリモートセンシングデータの分析を社会課題の定義からはじめ、その課題解決のためのリモートセンシングデータの調査と分析を行うものがあります。最終日には、6つのグループが以下のテーマを対象にその成果を発表しました。

1. ウクライナダム破壊による大洪水・農地復旧に向けた動きの解析
2.ヒートアイランド現象を中心とした森林伐採の環境への悪影響調査
3.震災前後の粉塵の影響の可視化による健康被害防止参考指標の設計
4.オーバーツーリズムを穴場スポットの発見で解消
5.夜間光と犯罪率の相関調査~安心安全な居住地・通勤通学路の提示~
6.Detecting Plastic Pollution Caused by Exported Plastic Waste from Japan to Developing Countries

これらの発表に対し、以下の2名を含む10名弱の専門家の方にお越し頂き、学生との議論を行いました。また、その2名の方には最終発表会後に実際の宇宙ビジネスでの経験に基づく講演を行って頂きました。なお、SDM研究科修了生の David Chew Vee Kuan氏も駆けつけ、SDM研究科や修了後の宇宙分野での経験などのショートトークを急遽行いました。

JAXA 宇宙戦略基金事業部 藤平耕一氏
株式会社天地人 取締役 百束泰俊氏

学生チームによる最終発表

藤平氏によるご講演

百束氏によるご講演

Kuan 氏によるショートトーク

受講生ならびに講演者による集合写真