Sensing & Design Lab.

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科
センシング・デザインラボ(神武研究室)

Keio Meet the Future Project(KITE Project) SENSING & DESIGN LAB. SPECIAL SITE 神武研から理解するSDMとその社会活用

Sensing & Design Lab.

Keio Meet the Future Project(KITE Project) SENSING & DESIGN LAB. SPECIAL SITE 神武研から理解するSDMとその社会活用

研究室概要

取り組んでいる課題

スマートフォンや、自動車、ドローンなど、様々なモノがネットワークに繋がり、その範囲も数も爆発的に拡大しており、世界中のどこで何が起きているのかを迅速に把握することができるようになってきています。また、観測・測位・通信などの機能を持った人工衛星によって、国境によらずに広範囲の街や自然の変化を捉えることもできるようになってきています。私たちの研究室では、さまざまなデータを活用した課題解決に取り組んでいます。海外での大規模農業や、まちづくり、スポーツ・ヘルスケア、教育、防災・減災などの分野において、国内外問わず地球規模から地域に至る様々な課題の解決に取り組んでいます。また、センサーで取るような客観的なデータだけでなく、実際に課題に関する事象を観察したり、共に過ごしたり、関係する方々とのコミュニケーションを行ったり、といったファシリテーションを通して得る主観的かつ客観的なデータを組み合わせて課題解決に臨んでいます。
センサーの活用や、ファシリテーションの実施によって多様なデータを得ることができます。また、センサーで取得したデータを活用してファシリテーションを行う、ファシリテーションによってセンサーで取得したいデータを明らかにする、ということもあり得ます。私たちの研究室では、システムデザイン・マネジメントの考え方を基盤としてそれらを繰り返すことで、対象としている課題を明らかにし、その解決のためのアイデアを創出し、具現化して検証するということにつなげています。様々な課題解決に取り組んでいるため、活用する手段もIoT(Internet of Things)や、宇宙技術、エスノグラフィー、オープンデータ、空間情報技術、コミュニティサイエンス、人工知能、ビッグデータ、ヒューマンインタフェース、フィンテックなど目的に応じて多様です。システム思考とデザイン思考、マネジメント力をベースに社会貢献を果たす研究成果を生み出すために、産業界での事業を経験した過半数の学生と、学部から直接入学してきた学生、東南アジアを中心とした海外からの留学生、そして、研究員、教員の総勢30名程度が日々様々な挑戦を行っています。

求める人物像

所属する学生のバックグラウンドは、理学、工学、薬学、経済学、法学、経済学、開発学、スポーツ学、デザイン学など様々です。ものごとをシステムとして捉えた研究をするのですから、どのような学生にも、データを収集・分析・活用する力と、ステイクホルダとの課題解決・アイデア創造・合意形成を行うファシリテーション力の両方をつけて頂きたいと考えています。また、難解な課題を解決するためには、自分が取り組みたいことの魅力を周囲に伝え、納得させるだけの情熱と行動力、考えを言語化するロジカルな力が必要です。そのような方々と共に未来を創る研究を進めていきたいと考えています。