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【10期】2018年春修士過程修了

与那覇 竜太

よなは りゅうた

沖縄県出身。レスリングで15回日本一になった経歴を持つ。専修大学経営学部卒、慶應義塾大学大学院SDM研究科修了。現在はアイディール・リーダーズ株式会社にて、クライアント企業のビジョン策定やコーチングをはじめ、数々の組織開発コンサルティングに従事している。自身の修士研究を元にした新規事業も推進中。慶應義塾大学レスリング部コーチ。

研究タイトル

「大学運動部での集団凝集性向上のための自律的動機認識・行動支援システムの設計と評価」

研究の概要

高校・大学とレスリング部にて主将&副主将を務めた際に「チーム目標への一体感が組織全体の競技力を向上させる」ことを経験し、『チーム一丸を狙って作る』をコンセプトに研究を実施。指導者のコーチング主将・副主将のリーダーシップではなく、『選手間でチーム目標への一体感を高める』を実現するシステムを設計&実装し、有効性があることを確認した。

SDM的ポイント

大学運動部の競技力向上を目的とした先行研究は指導者のコーチング主将・副主将のリーダーシップなど、「特定の役職外発的動機づけ」に焦点を当てたものが多かった中で、本研究では「選手間内発的動機づけ」を実現。運動部の指導者不足や、主将・副主将への負担集中など、大学運動部に共通する問題の解決策を示した。

この研究への神武先生のコメント

この研究は本人の学生時代の大学運動部での経験に基づくものであり、研究動機が明確である。スポーツチームの活動を指導者や主将といった特定の個人に依存するだけではなく、そのチームメンバー個々人がチームのまとまりの向上に寄与することができる「自律的動機認識・行動支援システム」を設計し、評価を行ったことが研究の成果であり、それを慶應義塾大学体育会レスリング部を対象に実証したことも評価に値する。大学院修了後は、その縁もありレスリング部のコーチをつとめ、研究成果を継続的に適用している。設計と実装のみならず、運用を大切にする慶應SDMの研究としても価値がある。「大学院に入学できたら寝るのと食う以外は勉強しろ!」という言葉をレスリングの師匠から受け、入学したが、それを愚直に行った本人は慶應SDMで大きく成長した一人である。

慶應SDMで学んだことが
今の自分にどう役立っているか

慶應SDM修士課程での2年間は様々な「考え方の考え方」を学びました。また、神武研では「結果を出すための正しい努力と工夫の仕方。そして結果が出るまで喰らいつくマインドセット。」を身に着けたと思っています。現在従事している組織開発コンサルティングでは「正解のない問題にどう向かっていくか」が求められる日々です。具体例を挙げるとキリがないほど、慶應SDMそして神武研での学びが日々の仕事・生活に役立っています。
自分自身の人生の目的として「関わる人・組織にポジティブなエネルギーを与える』を掲げています。慶應SDMで得た知識・経験と自分自身の専門性を掛け合わせることで、様々な形で自分の人生の目的を実現できている手応えを感じています。

近況報告

皆様の支えあり、楽しく社会人生活を送っております!
今現在も、慶應義塾大学レスリング部のコーチとして、土日は日吉に足を運んでおります!
神武研の飲み会帰りの定番エンターテイメント「鯉のぼり」健在!!営業にも役立ちます!
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