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【5期】2018年春博士課程修了

大塚 聡子

おおつか あきこ

東京都出身。大学学部卒業後、宇宙開発に従事し、国際宇宙ステーションの日本実験モジュール「きぼう」のロボットアームの開発を担当する。ロボットアームは日本初の実用宇宙ロボットとなり、2010年Good Design金賞などを受賞した。現在も軌道上で稼働中。業務の傍ら、スタンフォード大学で修士号、慶應SDMで博士号を取得する。ロボットアームの開発/初期運用を終え、現在は宇宙ロボットの進化を研究しながら、次のミッションの構築を図っている。エイボン2010年度女性賞受賞。

研究タイトル

「宇宙デブリ除去運用のための国際枠組みアーキテクチャの構築」

研究の概要

能動的宇宙デブリ除去は、宇宙環境保全に有効であることが示されているが、その実行には様々な課題が内在している。宇宙同様、人類に開かれた空間である、海洋、大気、南極大陸で、類似の課題解決を図った組織を分析して、能動的宇宙デブリ除去運用の仕組みに取り込むべき要素を洗い出した。能動的宇宙デブリ除去を継続的に運用するための国際枠組みの必要要素を技術、法律、運用の三つの視点から分析/設計し、その有効性を確認した。

SDM的ポイント

宇宙環境問題は、技術だけで解決できるものではなく、複数の視点からの分析が必要である。システムを成功裏に実現させることができる、複数の専門分野にまたがるアプローチであるシステムズエンジニアリング手法が、分析に有効であった。

近況報告

博士課程に入学した頃。
博士号公聴会でのディフェンス。
新たな領域にチャレンジ。
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