OB/OGのご紹介

【9期】2018年春修士課程修了
小林 忠広
こばやし ただひろ
祖父の代より続く家業・(株)セブンハンドレッドを事業承継し代表取締役社長に就任。「みんなが幸せを実感できるゴルフ場」をビジョンとし、地元・栃木県さくら市との連携など、次世代ゴルフ場作りを行っている。コロナ禍で閉館した近くの喜連川温泉旅館を「お丸山ホテル」として経営開始。デザイン経営の事例として注目を浴びる。また、2021年より家業の承継で創業50年の(株)住地ゴルフの代表に就任。ビジョンを「ゴルフ ライフ スタイルを創る」と掲げ、ゴルフライフとライフスタイルの提供内容の深化と共に、ミッションである「ゴルフを進める」活動を開始した。遡って2017年にはNPO法人スポーツコーチング・イニシアチブを創業。「スポーツで人を育み、ともに未来を創る」のビジョンの下、「勝つこと」と「人として成長する」の両方を達成する「ダブル・ゴール・コーチ」から、スポーツを通じて自らの可能性を信じ、挑戦できる人を増やす社会を目指して活動中。
研究タイトル
「NPOでの単発ボランティア活動の企画立案を支援するプロセスの設計と評価」
研究の概要
常に資金不足・人材不足に悩むNPOにおいては、ボランティアマネジメントが重要な活動の一つである。然しながら、ボランティアを企画立案し、その参加者を募り、活動を実施する人材が不足しているという問題がある。ボランティア参加者が活動の内容に関する情報を理解できるように活動を企画立案し、ボランティア参加者の作業時間という制約を考慮した活動が企画できるプロセスの設計と評価を行った。
SDM的ポイント
自分の今後の人生を考えたときに、NPOとボランティアというトピックを扱いたかった。またシステムデザインという観点から、ステークホルダー全てのニーズが満たされるという仕組みづくりに焦点を当てて論文を完成させたかった。「ボランティア」というユーザーを特定することに非常に苦心したが、最終的に特定しなくとも事象に焦点を当てて論文にまとめられたことは今後にとっても活きる学びとなったと感じる。
慶應SDMで学んだことが
今の自分にどう役立っているか
自分の人生をシステムデザインできるように、そして修了後に様々な修羅場経験・死線をくぐり抜けて、ようやくマネジメントを身に付けた気がします(笑)。感性で生きていた自分に理性をより強固に根付かせてくれたのはSDMだと思っています。両方の特性を活かすことを意識しながら過ごしており、豊かな時間の流れを感じています。どのような環境にあったとしても、「学ぶ」意欲を失わず、いつでも意欲的なスタイルを確立する上でSDMは自分の人生に必要な機会でした。人として、またリーダーとしての確固たる自信はSDMという学びの社の中での経験や思い出に裏打ちされています。
近況報告


